秋のフランス美食旅 Bordeaux-Medoc



フォト・ストップで立ち寄ったシャトー・ラトゥールの畑。

ボルドーといえば、ワインです。せっかくボルドーまで来たからには、有名シャトーの見学をしたいと、
メドック・ワイナリーツアーに参加しました。お天気にも恵まれて楽しい日帰りツアーとなりました。


2017年10月25日

3日めはメドックのシャトー見学ツアーです。トランスネーション社の「メドック一日ワインツアー」に参加しました。
(トランスネーション社 http://www.trans-nation.net/index.html
3つのシャトー見学と試飲、幾つかの有名シャトーでフォトストップ、マルゴー村のチョコレートショップ、
シャトー・ムートン・ロートシルトのスーベニールショップも訪問という内容です。
ドライバー兼通訳の日本人女性Tさんにガイドして頂きました。Tさんは大変知識豊かな方で
よどみなく解説頂き、とても楽しいツアーとなりましたよ。



朝9:00にボルドー市中心部のカンコンス広場にある観光案内所前にて待ち合わせです。
この日はお天気も良く、カンコンス広場にある遊園地は日中、大勢の家族連れで賑わっていました。
前日の「切符の買い方」学習により、スムーズにトラム(電車)で広場で来れましたので、広場を眺めたり、
あちこちで写真を撮ったりして楽しく過ごし、時間にはガイドのTさんと無事集合できました。
さあ、ツアーに出発です。



最初にフォトストップで立ち寄ったマルゴー村の
シャトー・マルゴーです。

 

午前中の陽射しが斜めに差して、風景がとても美しく見えました。どこまでも続く葡萄畑の上には
青空が高く広がり、ジェット機雲が幾筋も付けられています。空が大きいなあ、という印象です。



一件目の見学は、ポイヤックの
シャトー・ピション・ロングヴィル・バロンでした。
ボルドーの有名ワイナリーは、規模の大きなところが多くて、醸造所はそれはそれは豪華です。
こちらも広い敷地に手入れの行き届いた芝生、人工池、その向こうに優雅なお城が、、、。それは美しい眺めです。
葡萄畑の管理、建造物の維持、醸造所の設備に、ワインセラーの備蓄と、大手のシャトーは巨額の資金が必要です。
ピション・バロンも現在は大企業の資本が入り、創業家の名前はラベルに残るだけとなっていますが、
正面のお城も改修して迎賓館になり、右手の醸造所も一新されて、葡萄畑もいっそうの手が掛けられて、
近年のワインは品質向上が目覚ましいとのことです。なお、お城では予約をすれば、一般の方でも
結婚披露宴などのパーティに貸してもらえるそうですが、どのくらい費用が必要なのでしょうね(^-^;

 



 
収穫された葡萄を破砕して左の大きなタンクで発酵させます。訪問した日はちょうど、このタンクから
液抜きをしている所でした。この後は樽に移して熟成期間に入ります。今年収穫の葡萄の発酵が無事
終了することは、一つの区切りとして、また収穫から発酵まで気を抜かず休みなく働いてきた醸造所の
方々にとって、ようやく一息つける日なのだそうです。こちらでは、液抜きお疲れさんということで、
テーブルが作られて皆さんでランチ会を楽しむ準備がされていました。

 
収穫年が入れられた樽が幾つも並びます。まろやかなワインになるまで、ゆっくりと眠っているのですね。
樽熟成が終われば、瓶詰めされて出荷されるもの、セラーで再び長い眠りにつくもの、、、。
あっ、ワタシの生まれ年のワインを発見!売り物では無いですが、なんとなく嬉しいものです。

 
お楽しみ、試飲タイムです!


それでは、フォトストップで遠くから憧れの目で眺めた(笑)シャトーの写真をお見せしましょう。


シャトー・ラフィット・ロートシルト(ポイヤック)


シャトー・ラグランジュ(サンジュリアン)

 
現在はサントリーが経営するシャトーとして有名ですが、もう美しすぎませんか!お城、お池、お白鳥!
白鳥はこの池で飼われているもので、観光客が池に近づくと必ず近寄ってきてくれます。
写真のモデルになるという、ご自分のお仕事を理解しているとのこと(笑)


シャトー・ラトゥール(ポイヤック)

 
シャトー・ラトゥールの畑もとても美しくて、入り口から眺めただけですが、広がる葡萄畑とサードラベルに
描かれている丸い塔屋、醸造所。その向こうにちらりと見えているジロンド川。
この風景もとても心に残りました。この画像は、ワタシのfacebookのカバー写真や、パソコンの壁紙にして、
毎日飽きずに眺めております(笑)


シャトー・ベイシュベル(サンジュリアン)


見学の合間にお昼ご飯です。ポイヤック村のレストランにて。



お天気が良いので、外の席で頂きました。
 

 

お魚料理が美味しいというレストランに行きました。ジロンド川のほとりにあるのですが、川というよりは海辺に
いるような気のするくらい大きな川なので、海の幸を頂くのに違和感はありませんでした(笑)
左上は、「海の幸盛り合わせ」 シェフはまたしてもこの旅で牡蠣を何度も食べておりました(^-^;
下の左はランチのムニュの「キノコのスープ」と右が「カジキマグロのソテー」です。

 

桟橋には巨大なワインボトルが。釣り糸を垂らしているおじさんもいて、バケツを覗くと白エビが釣れていました。
海の幸プラトーに必ず入っている小さいアレですねー。


さて、ランチ休憩も終わり、次の見学へと出発です。



シャトー・レオヴィル・バルトン

こちらも美しい庭園に素敵な建屋です。このシャトーの経営は創業家の一族のバルトン氏ですが、
実業家で資産家ですので、ワイン事業にも多くの投資がなされやはりワインの品質は素晴らしいものです。
また、マダムは庭園を整えることに力を入れられて素晴らしく美しい庭園、温室、やっぱり白鳥も飼われてました。

 

 


こちらのシャトーでもやはり発酵が終了し、液抜きが終わったところで、無事にここまで作業が終了したことに
感謝する意味で醸造所にお花とロウソクを飾ってありました。
見学の後、試飲もさせて頂きましたが、どうも写真を撮り忘れたようです。残念!




最後の見学は、
シャトー・ラスコンブ(マルゴー村)です。シャトーの壁を覆う蔦が紅葉をしてとても美しい様子でした。

 

 

事務所からシャトーの前を通って畑に行き、詳しく説明をして頂きました。こちらのシャトーでは近年、
徹底的な土壌調査をして土壌に合った葡萄品種に植え替えを進めて来ました。カベルネ・ソーヴィニョンが
植えられていた畑が調査の結果、実はメルロに向いていたというエリアもあり、昔よりメルロの比率が
高いワインになっているようです。試飲したワインも、しっかりしたタンニンがありながらもまろやかな
舌触りをもち、ふくよかな美味しさがありました。


メドックの畑をあちこち見て回り、色々なお話を伺いました。訪問した2017年は、フランスの各地で春の霜や雹などで
かなりの畑に被害が出て、収穫量が激減致しました。ボルドーも被害が大きく、小さな農家さんでは収穫が全く
出来なかったところもあったようです。葡萄泥棒も横行したり、自然に左右される農家さんのご苦労に思いも致す
お話です。大手のシャトーでは資金があるために、霜を追い払うことも出来て被害は小さくとどめられているようです。
しかし、ボルドー全体としても、近年稀なくらいの収量の低さで、葡萄の実りは良く素晴らしい品質のものを収穫
できましたが、2017年産は高品質で量の少ないワイン、価格の高騰は必須の様子です。

 

せっかくのシャトー見学ながら、もっと畑の管理や醸造について詳しい予備知識をもっていたなら、と
残念な思いもしました。見て、聞いて、もっとその様子を自分の中に飲み込めるようになりたいものです。
幸い北海道も身近にワイナリーやヴィンヤードが沢山ありますので、今年はもっと踏み込んだ勉強や体験を
させて頂いて、そうして、また本場のボルドーやブルゴーニュ、その他の産地を訪問してみたいと思ったことです。


 
次回はボルドー~アルカション訪問記です。


秋のボルドー美食旅 出発編・成田~パリ

秋のボルドー美食旅 パリ~ボルドー編

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