外酒の愉しみ
 札幌市の新しい試みとして、期間限定で中心部のエリアにある飲食店の前の舗道にテーブル・椅子を出して表で飲食を楽しめる事となった。スタバやマックなどの前にパラソル付きの小さなテーブルがあり、そこで喉を潤したり食事を愉しむ人たちの写真が新聞に掲載された。とても良い試みであると思う。明るい日差しの中で、涼しい風に吹かれながら、飲食を愉しむのは心地よい。現在札幌では、舗道を占有する事は禁止されているため、パリのカフェのような風景は望めないが、こうした試みが受け入れられて夏場はいつも外に席を設けても良い事になれば、楽しい事だ。街歩きをしていて、ちょっと喉が渇いたな、と思っても気軽に腰掛けてお茶を頂いたりできる、場所は意外と少ない。植物園や道庁前のような緑が眺められる通りに、表にテーブルのあるお店があったりするといいなとよく思うのだが、あるのはそっけないビルやコンビニだけである。

 そんな外飲食好き(笑)のワタシが最近よく利用するのが、JR札幌駅にあるデパート1階のカフェである。ガラス張りのお店の前に、数卓のテーブルが出されており、店内と同じメニューをここで頂くことができる。ここの席に腰掛けると駅前広場が眺め渡され、行きかう人々の姿をウオッチングしながら飲食を楽しめる。旅行カバンを引いて歩いてゆく人を見ると、こちらも旅情をかき立てられ、旅に出掛けたくなるものである。

 ここでは冷たい飲物やデザートを頂いたり、サンドイッチや軽い食事もできるので、場所柄もとても便利に利用できる。惜しむらくは、こちらにはワインの用意が無いことである。アルコールはビールが一種類、あるだけなので、サンドイッチなどをツマミにビールを頂く事となる。明るい日差しが降り注ぐ広場を眺めながら、風に吹かれてビールを飲むのは最高であるが、やはりキリッと冷えた白ワインならば、もっと心地よい事であろう。実に惜しい。なので、ワタシは感じの良いウエイトレスさんに、ぜひワインも置いて下さる様に、上司の方に進言なさって下さいとお願いしておいた(笑)。

 今のところはビールで我慢だが、諸姉諸兄にも夏の爽やかなひと時、カフェの外席で酒をお楽しみになる事をお勧めするものである。昼酒はいいものだ。


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