インターネット焼肉店
「腹減ったよ〜、焼き肉食べたいな〜」という我がダンナの食欲に合わせて、ススキノの
焼き肉店に出かけた私達であった。ここは、ススキノの駅前通りに面した交差点の角に
立つビルの地下1階、カウンターの他には小上がり一卓のみの小体な焼き肉屋、その
名も○○亭である。
こちらでは、その時のお勧めで「膵臓」とか「舌元」など興味深い部位を食することがで
きるようだ。以前「膵炎」を疑われたダンナには、ぜひとも「膵臓」を試して頂きたかった
のであるが、「やだ。」と断られる。至極残念ではあるが、諦めて、いつも通りのオーソ
ドックスな注文となった。ここの「牛タン」は大変に美味しいものであり、聞くと店主のお勧
めでもあったのである。
ふとしたハズミにパソコンの話になった。こちらの店主は50代とのことであるが、最近
パソコンを始めたという。「ちょっと長くやると目がシバシバするんですよ〜」と手を宙に
掲げてマウスをクリックする仕草をしながら語る店主である。エライ、と思う。人間いくつに
なっても新しいことを始める気持ちを失ってはならないと思う。つい、こちらもホームページ
を持っている話などしてしまった。「私もホームページいずれ作りたいとおもってるんです
よ。」店主も合わせてくださる。「でもねえ、まだまだなんですよ。ダブルクリックってやつ
もママならなくってねえ。なんだか、ずれちゃうんですよ。」分かります、店主。でも、大丈夫。
ダブルクリックなんてすぐマスターさ!「今、先生に習ってるんだけどね、ホームページ作る
ときにも役立つからって、表計算っての、あれ練習してるんだけど。」へ、へー
すると、経理なんかも表計算ソフトでなさるのですか?「イヤイヤそんなのしないんだけど
とりあえずロータスだかなんだか。それにまだ、インターネットってのにはつなげてないん
ですよ。」
そうでしたか。私めはホームページ持ってても「ロータス」も「エクセル」も使えないな〜。
インターネットは習うより慣れろ、ではないかなと思いつつ、やはりチャレンジ精神旺盛な
店主に尊敬の念と大いなる愛情とを抱いた私である。いつか焼き肉焼きながら、カウンター
の端にある例えば「i-Book」なんかを一緒に覗き込みたいものであるな。