東京・チーズセミナー
2002年3月13日
東京・新宿にてフランスの熟成士エルヴェ・モンス氏のチーズ・セミナーが行われることを聞き及んだワタシは久しぶりに上京したのであった。今回は当店の「チーズの会」でも度々講師をお願いしている石川尚美さんも参加することになり、羽田空港で待ち合わせた我々である。ワタシは以前にも新宿で道に迷った(笑)ので、東京暮らしの経験のある石川さんとご一緒するのは大変心強いものがあったのだ。が、我々は新宿でやはり道に迷った(笑)のであった。新宿は侮れないものがある。貰った会場案内の地図には近くの目印として「ヨドバシカメラ」とあったのだが、新宿駅周辺には「ヨドバシカメラ」が無数に!我が札幌駅には「ヨドバシ」はヒトツだけだ。雨後の筍のように「ヨドバシ」が林立しているなんて想像だにしなかったのである(T_T) なんとか会場の東京調理師学校をみつけてホッとした我々だが、今度は入る入り口を間違え、校内でも道に迷った(笑)のであった。 さて、左写真の横顔を見せているムッシュがモンス氏である。氏はMOF(フランス最優秀職人)の肩書きを持つスゴイ方なのである。 |
セミナーでの試食チーズの写真。今日のチーズはみなモンス氏の手により熟成させたものである。このように何種類かのチーズを同時にサービスする場合、食べる順番を考慮する必要があると氏は語った。風味の軽いものから強いものの順に食べるのがやはり基本である。それはチーズの種類と熟成の度合いにより変わってくるので、サービスの前に必ず味をみて確認することが大切である、と氏は強調した。ワタシは大きくウナずく。言われるまでも無く、いつもチーズを並べるときに状態の確認と称して味見をし、また片付ける時には、常温で身がトロリとあるいはフックラとしたチーズ達があまりに美味しそうで、また食べてしまう。そんなワタシだ、これからはつまみ食いをしているという後ろめたさを感じることなく堂々と頂くことにしよう! 試食チーズは上から時計回りに、サンマルスラン・アフィネ、セルシュルシェール、サンネクテール、マンステール、コンテ、ペルシェドマルジェ。マンステールが旨かったな。 |
セミナーの後、開かれたパーティでのチーズ・プラトー。どれもこれも大変美味しそうであった。見たことの無いチーズもあり、いくつか試食させて頂いた。右の写真は会場でお会いした成田の「久美味チーズ」さんのご夫妻(念のため、真中がワタシで左右がご夫妻)である。こちらからも何度かチーズを仕入れているワタシだが、その熟成にはいつも感服しており、今回始めてお会いできて感激であった。今度修行に行こうかなー♪ |