春のフランスにて〜モレサンドニの夢、その2
ロマネコンティの葡萄の樹。4月はまだ葉は全く無くて、ようやく芽が少〜しほころんだかな、というところでした。
ヴォルネイ村のアンリ・ボワイヨさんとジュヴレイ村のピエール・ダモワさんを訪問して、
その後ニュイの葡萄畑をドライヴしました。春の穏やかな日差しがそそぎ、涼やかな
風が吹いて、夢の中にいるような心地の素敵なブルゴーニュでした。
![]() アンリ・ボワイヨさんのお宅の前で。左から二人目の方が当主のボワイヨさんです。一番左の方は現地ネゴシアンのガイヨさんです。 |
ランチの後、ヴォルネイ村のドメイヌ・アンリ・ボワイヨに向かいました。到着すると、当主のアンリ・ボワイヨさんとネゴシアンのガイヨさんが待って下さっていました。ボワイヨさんは、にこやかなムッシュでたしが、ワインの作り手としての自信に満ちたカッコいい方でした。お土産(日本酒)を渡してご挨拶を済ませると、早速醸造所を案内して頂きました。 整然とステンレスタンクや新樽が並ぶ醸造所は、なんとなく当主の性格を伺わせるような気がしましたよ。ピシッと几帳面な感じですね〜。膝の手術をしたばかりで痛いんだ、と言いながらずっと立ったまま、お話をして頂きまして恐縮でした。早く良くなりますように。 ピュリニー・モンラッシェ、ムルソー、ヴォルネイなどこちらでもボワイヨさん自ら、ガンガン開けて飲ませて頂きました。 印象的だったのが、白ワインです。きれいな酸味でミネラリーな味わい、とても好きなタイプだったのですが、 「きっと驚くと思うけど、これは新樽100%なんだよ。」「えっ、全然樽香しないんですけど・・・!」 新樽で熟成させながら樽香を付けないと、おっしゃいます。大樽に少なめにワインを入れてるからとのことですが、このあたりちょっとミステリアスな感じでした、、、。 |
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![]() 樽が並ぶ熟成庫。カーソルを置くと発酵タンクも見て頂けますよ。 |
![]() ツタの絡まる醸造所。 |
![]() 試飲室にて。 |
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![]() 左端がダモワさん、真ん中の方はネゴシアンのキロル社長さん。 |
次に向かったのは、ジゥヴレイ・シャンベルタンのドメイヌ・ピエール・ダモワです。 こちらには、ダモワさんと一緒にネゴシアンの社長さんもいらしてました。大きなお家の前庭には犬も遊んでいて、和やかな雰囲気でしたよ。 ちょうど、瓶詰め業者のトラックが来ていて、ワインの瓶詰め作業の真最中でした。瓶詰めの設備を自前で持つとかなりの経費がかるので、個人経営のドメーヌでは外注することが多いとのことです。タイミングよく、作業を見ることができました。 持参のお土産の日本酒(浦霞・純米酒)を渡すと、喜んで下さりすぐに開けてみて、飲む時の温度や、食前か食中のどちらがよいか、など色々と質問されましたので、嬉しかったですね。 広い地下蔵へ行って、樽からワインを試飲させて頂きました。 敷地のすぐ裏にあるクロ・タミゾの畑のものから、シャンベルタン、クロ・ド・ベズまで2008年と09年の若いワインながら、どれももろやかさとパワーを併せ持つ美味なものばかりでした。 2009年産のワインを瓶詰め中ということもあり、ビッグヴィンテージと言われるこの年の話題も出ました。ダモワさんは、マスコミなどは騒ぎ過ぎだよ、と言ってましたが、瓶詰めしたばかりの2009年のクロ・ド・ベズを注いでくれました。 「瓶詰めした2009年を初めて飲んだ日本人だね。」と言われました(笑) 旨かったです! |
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![]() 瓶詰め業者さんの作業車。 |
![]() お土産の日本酒をその場で開けてみるダモワさん。 |
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![]() ネゴシアンの社長さんとダモワさん。 |
![]() 樽からの試飲。 |
![]() ピエール・ダモワ・シャンヘルタン・クロ・ド・ベズの畑で。 |
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![]() 2009年産クロ・ド・ベズ。 |
![]() クロ・タミゾのタンク。 |
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![]() 夕方の光のを浴びて広がる葡萄畑。気持ち良い〜。 |
![]() 馬で畑を耕す業者さん。 |
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![]() ヴォギエのミュジニーの畑に来ました!嬉しい。カーソルを置くとミュジニーの畑が。 |
![]() ヴォギエの醸造所。 |
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![]() クロ・ド・ヴージョのお城です。記念撮影のヴューポイントがここ。カーソルを置いてみてね(^_^; |
ドメーヌ見学の後は、花田さんのご案内でニュイの有名畑巡りをしました。 お天気も良く、夕方の光線の中で広がる葡萄畑にいるのは、とても心地良かったです。 まずダモワさんのシャンベルタンとクロ・ド・ベズの畑に行きました。名前入りの小屋の前で、記念撮影。なかなかいい写真が撮れました(^-^) ジュヴレ村からモレ・サンドニ村を通り、シャンボル・ミュジニー村へ。ここにはワタクシ大ファンのドメーヌ・ジョルジュ・コント・ド・ヴォギエがございます。ミュジニーの畑を見ました。感激です。葉っぱもない葡萄の樹がただ並んでいるだけなのですが、感激してしまいしたー。さらに、ヴォギエの醸造所も見に行きました。こちらはアポイントが取れなかったので、ただ見ただけです。残念。記念撮影の時に、思わずヴォギエのネームプレートに触ってしまいました。花田さんに「触ると何かご利益でもありますか?」と笑われてしまいましたが、美味しいミュジニーをまた飲めますように!というお祈りをしながら触っておりましたよ(笑) 反対側にはクロ・ド・ヴージョのお城が見えます。お城がうまくバックに入るポイントでまたまた記念撮影。 そして、最後にロマネ・コンティです。やっぱりブルゴーニュに来たら、ここで記念撮影はお約束ですよね。はい、パチパチ撮りまくりました(笑) 本当に楽しい一日でした。満足、満足。 |
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![]() こちらはロマネ・コンティの畑です。 |
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![]() ロマネ・コンティの畑の十字架の所で我々も記念撮影しました。 上の写真は、十字架の根元の石です。ルロワの名前が見えます。 モレ・サンドニ編その3へ続く。 |
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