常夏の国のマレーシア
ペナン編 その1
ホテルのベランダから望む朝の海。
ペナンの空は晴天でも何か薄いベールに覆われたような優しい青空。
ワタシはこの空の色を「マイルド・ブルー」と名付けました。
寒い1月の札幌をひととき逃れて常夏の国へ。アジアン・リゾートで
まったり・・・と思いつつ、やっぱり我々は食べることが一番(^_^;
美味しいマレー料理をご一緒にどうぞ!
(文中のRMはマレーシア通貨のリンギット。1リンギは30円くらいと思って下さい)
さあ、出発。なにはともあれビール(^_^;
目的地のペナン島まで新千歳から成田、成田からクアラルンプール、クアラからペナンと2回もトランジット。朝6時に自宅を出て、ペナンのホテルに到着したのは夜の11:30くらい。やや疲れたけど、乗り継ぎにトラブルが無くスムーズだったので良かった(^-^)
マレーシア航空の機内食。サテーが出るかと思ったのに出なくてガッカリ。
ペナン島でのホテルは「コプトーン・オーキッド・ペナン」。部屋の広さや設備は特に不都合も無いけど、結構古いのでバス・トイレは快適とはいえない。でも宿泊費がとてもお安いので文句も無し。
翌朝の朝食はプールサイドのテラスでビュッフェ。
品数は豊富で洋食から中華、マレー料理まで色々用意されている。この写真は初日で、パンやハム、サラダなどを頂いたが、翌日からはスチーム・ライスにおかずを盛り合わせるマレー式ご飯を頂いた。この方が美味しいのね(^-^)
風が通って快適なテラス。
2日めはペナン島の中心ジョージ・タウンに出掛けて、水着やTシャツ、短パンなどの買い物を。水着はガマというスーパー・マーケットで二人分購入して119.8RM(3600円くらい)。やっぱり日本で買って来なくて良かった(^-^)。
コムターという、街の中心にある60階建てのタワーの下の通りで適当に入ったレストランでお昼ご飯。やっぱりまずはナシゴレンとミーゴレンでしょう。小さい食堂では言葉はあんまり通じないから、食べ物の名前くらいは予習して行った方がいいみたいですね。どっちも美味しかった(^-^) このお店のようにマレー料理専門店では、アルコールは置いてないのでビールも飲めない。ビールにとてもよく合う料理だと思うのだけどねー(笑)
ナシゴレン。ちょっと辛いチャーハンにチキンも付いてる。
ミーゴレン。焼きそば。これはあまり辛くはなかった。
お値段は忘れました。たぶん二つで10RM前後くらいではないかな。
ホテルのプライベート・ビーチ。後ろの建物は民家。あんな所に住んでみたいもの。
泳ぐシェフ。
街歩きで汗をかいた後はプールで一泳ぎ。そしてプールサイドでのんびり昼寝や読書。ああー、もうサイコー!
欧米人、日本人が多く滞在。週末には国内の他の地域から遊びに来たらしい家族連れも。日本のリタイア世代が多数、ご夫妻で1ヶ月から3ヶ月のロングステイを楽しんでおられた。羨ましい事だ。
憧れの(笑)ドリアン
ペナンでの移動手段はタクシーが安くて便利。慣れたら路線バスもお勧め。タクシーはメーターを使わない運転手さんが多いので、乗る前に行き先を告げて料金を確認した方が良いらしい。あまり高いことを言ったら値下げを交渉。空港からはタクシークーポンを窓口で買えるので、安心。空港からホテルまで1時間くらい乗って、35RMだった。元々料金はとても安い。ホテルからジョージタウンのコムターまで15RM。帰る時に聞いたら20RMと言われたので、早速交渉。「来た時は15RMだった」と言ったら、あっさり「15,OK」だって(^_^; やっぱり、言ってみるものだ。
2日めの夜はチキンライスが評判という店がある、屋台街のフェテスパークへ出掛けた。ところが、お目当ての店はお休みなのか、閉まっている。ガッカリして道沿いに並んでいる屋台や食堂をひやかしながらブラブラしていると、ドリアン売りの屋台を発見!ドリアンは絶対食べたかったものの一つである。近寄ると匂う。ああ〜、これがドリアンの匂いだったのかあ〜。 感激(笑)しながら、ドリアンを持って鼻に近づける。「く、くさーい!」(大笑)。ドリアンはすごい匂いと聞いていた。ニラが腐ったような、とか○○コのような、とかエポワスのようと言った人もいたか。聞いただけでは分からなかったその匂い。こればかりは体験して頂かなくては理解できないであろう(^_^; しいて言えば、とても上品?な表現だが、新しい雑誌のニオイ、と言われて思い当たる方はおいでだろうか。アレの強烈なの。いや、どう言ってもクサイことには違いない(笑)
で、味はどうなのか?味は美味しい、といっても良いかな?ねっとりいとした食感で薄甘い味がバターのようにこってりとしていて、でもやはりニオイが全てを覆いつくしているのだ(笑) これを冷やしてくれたら、なお美味しく食べられそうなのだが、暑い日向におかれっぱなしのドリアンは生ぬるくて、これもちょっとツライ。次回は冷やして貰ってチャレンジしたいものである。ところで、匂いに気を取られたのか値段はすっかり忘れてしまった(^_^;
結局夕食はホテルのすぐ近くにある屋台が集まったホーカー・センターで頂いた。ここもたくさんの種類の料理が揃っていてなかなか良い。しかし、足を踏み入れたとたんに漂う匂い。これは・・やっぱり・・さっきのドリアン!見回すとセンターの外側にドリアン売りの屋台がいくつも並んでいるではないか。ドリアン臭恐るべし。
サテー5RMくらいだったかな
ここではまずサテー。楽しみにしていたが、ピーナツソースの甘辛い味はやや口に合わず。
海老のグリルはニンニクの効いた辛いソースがたっぷり。
お粥はサイコー!これは細かく刻んだ鶏肉が中にたっぷり入っていて、ベースは海老の出汁なのかコクがあり、塩味も本当にちょうど良くて、こんなに美味しいお粥なら毎日食べたいものである。
ここの屋台では、タイガー・ビール(マレーシア産)の小瓶が6RM。食べ物の安さに比べて、アルコールは高いこの地だが、ここのピール価格は安い方であった。同じビールが6〜15RMくらいまで幅がある。ホテル近くのセブンイレブンではタイガーの350ml缶が7RM。そのすぐ近くの酒屋では半額くらいだった。不思議な値付の国である。この顔が物語る(笑)
「どう?」「うーん・・」
海老焼き6RM
鶏粥 たったの3.5RM
3日め、ちょっと観光。寝釈迦仏で有名なお寺にお参り。極彩色のありがたい仏像がたくさんで迎えて下さった。靴を脱いで帽子を取って座って手を合わせる。
近くのピューター製品を扱うショップを見学。それからガーニー・ドライブの海岸道路を散歩して、デパートのプラザ・ガーニーでウインドウ・ショッピング。ブランドショップがたくさん入った高級デパートである。地下の食品売り場でお菓子を少し購入しただけ。
コムターから降りてしばらく商店街をぶらぶらして、目に付いたレストランに入って昼食。ここも言葉が通じず、というか注文のシステムが分からず、ちょっと苦労したが、やっとチキンライスを注文。チキンライスの店は表にたいがいこんがり焼けた鶏を吊るしたショーケースのようなものがあるので、ここでもそこを指差しながら「チキンライス、チキンライス!」と注文。ここのはご飯とチキンが別々に供される。これもまた美味しかった(^-^) それにしてもこの国で頂くこのパラリとしたご飯がおかずに良く合って美味しいこと。日本の米ではやっぱり合わないんだろうな。
再びコムターに行って、今度は60階の展望台に上がった。
高所恐怖症のシェフは顔が引きつる(笑)
街が一望。家並みがマッチ箱のように
チキンライス、ご飯とスープ付きで5.5RMこの夜はホテルのシャトルバスに乗ってバツー・フェリンギに出掛けた。バツー・フェリンギはリゾートホテルが多数集まっている大変賑やかなビーチである。レストランもたくさんあり、なかなか大きなホーカー・センター、夕方からは夜市が店開きして、さまざまな商品が売られる。ナイトマーケットで帽子を購入。小学生くらいの女の子が売り子さん。35RMと値を言うので、高いから買わないと断っていたら、奥からお母さんが出てきて、なんだか「そういう時は他のものを勧めたり少し安くしたりするのよ」という感じに教えてるみたい。結局20RMでいいと言うので、麦わら帽子ひとつ買いました。
観光客に人気という、大きな船の形をしたレストラン「ザ・シップ」で夕食。シーフード(伊勢海老が売り)やステーキが頂ける。ここで久しぶりにワインも飲んだが、食事は今ひとつか。普通の食堂や屋台に比べて高級感があって、値段も高い。やっぱり地元らしい料理を頂く方が安くて美味しくて、我々にはより楽しめるものであった。
伊勢海老の入ったシーフード盛合わせとステーキ、ワイン1本、水などでトータル196.77RM。
左シーフードグリル盛合わせ 右ビーフステーキ
続く