関西せかせかオトナの修学旅行
その2−京都編

京都南座をバックに夜景写真に挑戦。この夜の南座は舟木一夫ショーが演目だった。

神戸で坂道を登り降りして、すっかり疲れ太ももがパンパンに
張ってしまった年寄り二人、ようやく京都にたどり着いて・・・。


今回の宿泊は京都センチュリーホテルに2泊。いつもネットでお得なホテルを探すのだが、今回は一休.comでツイン一室2連泊2万円というお得プランを予約。部屋は普通だけど、京都駅のすぐ横という位置が便利で、ホテルスタッフの方々が親切で感じよく、気持ちよく過ごせた。

京都センチュリーホテルの部屋にて。

休憩後、京都の街の散策ということで、京都駅から烏丸通りを北に向かってぶらぶら歩き。途中、東本願寺の横を通り、立派な本堂や新たに建設中の本堂を眺めてさすがだなあ、と感嘆する。道にも僧侶の方がたくさん歩いておられ、京都らしい風景に満足である。

烏丸四条で左に折れて、京都に来たら寄ってみたいと思っていたワインショップを目指す。若い頃、半年ほど京都で暮らしていたダンナであるが、約30年ぶりとはいえどうにかガイドは務まるようで、迷子にならずに無事到着。
ワイングロッサリー
京都市下京区四条通堀川西入
TEL075-841-3058
友人に教えて貰ったこちらのウエブサイトと「まさきこ ドットコム」というブログはとても魅力的。

ワイングロッサリー入り口


こじんまりしたショップは、空調が効いて店内・奥のセラーにワインがぎっしり。直接フランスで試飲をして選んだ思い入れのあるワインの数々。素敵な社長の吉田さんと少しお話できて嬉しー(^-^)。

キラ星のようなフランスの造り手の方たちが、このお店を訪問している。その際は、やはり日本情緒豊かな場所にご案内ということで、南禅寺へお連れして湯豆腐を召し上がるそうだ。

「やっぱり外国の方は、そういうお店を喜ばれるのでしょうね。」と言うと、
「お豆腐は皆さん、それほどお好きでは無いようですよ。」
「じゃあ、何がお好きなんでしょう?」
「神戸ビーフです。」
「霜降り和牛ですか!」
「フランス人は一度は食べたいと皆さん思ってるようで、フォークで切れると大変喜ばれます。」

なるほどねー、和牛でしたか(^_^; 


社長の吉田妙子さんとディスプレイもお洒落な店内

楽しいお話を伺って、記念にアルマン・ルソーのワイン(もう飲んだけど、これがまた美味しかったこと!)を購入し、さらに京都の美味しいお店も教えて頂き、大変楽しい訪問でしたー。
さて、そろそろ日も暮れ始めて夕食の時間。
この日は、ちょっと面白い料理の出し方をするので人気というレストランを訪問した。

看板も無く、入り口も倉庫風だし窓も無く、中の様子も覗けない。営業中の札だけが、それと分かる目印である。
びすとろと言ってもフレンチではなく、和・洋の創作料理というようなジャンルだろうか。夕食の場合、¥2500から¥6000まで¥500刻みのコースがあり、どのコースを頼んでも20品の料理が出されるという。コストパフォーマンスがすごく良いらしい。興味を惹かれた我々は、¥5000のコースを予約して、かつなるべくお腹を減らしてこちらへやって来たのであった。

頂いたのは下の写真のお料理、全部である。(画像にカーソルを当てると、料理名が出ます。)中には、忘れてしまったものも(^_^; 酒の肴が、あれこれ趣向をこらして一品ずつ、こちらのペースにあわせて出てくる、という感じ。一品の量は少しだけれど、さすがに最後の方では満腹。酒を飲みながら、色々なものをつまみたい向きには、いっそう楽しいお店。

びすとろ希味 外観

びすとろ希味(のぞみ)
京都府京都市下京区東洞院仏光寺通り東南角
TEL 075-361-0802
アミューズ6点盛り カツオのたたき 手長海老の刺身オクラドレッシング 穴子とおにぎりの餡かけ
帆立貝のカルパチョ 柴漬けの冷麦 もずく酢 茄子の田楽
つくね 長芋豆腐 車海老の香草焼き 鱧のから揚げ
鶏肉の自家製生ハムフルーツのドレッシング ?忘れました(^_^; 鮪の刺身
              鮪は下に隠れてました
りんごのスープ
鮎のホイル焼き、お腹にハム入り 和牛ステーキ おにぎりのお茶漬け デザート盛合せ
2日めは、観光とお買物。
京都駅前から、バスに乗り「知恩院」で下車。用事は、「知恩院」ではなく、「一澤新三郎帆布」である。帆布で作ったかばんの専門店なのだけど、とても人気らしい。たまたま、テレビで見て老舗だということと、後継者争いで話題になっていたことを知り、好奇心でやって来ただけの下世話な自分である(^_^;
お店の前には、ガードマンも立ち日頃は長い行列が出来るそうだが、この日は並ばずにすんなり入店できた。それでも店内は多くの人でいっぱいで、購入は一人2点までという張り紙もある。一番シンプルな(お値段が手頃、という意味でもある)トートバッグを二つ買ってすぐに店を出た。本当に大人気なんだなあ・・。

これが、新三郎帆布のトートバッグだ。

さらに、漬物や原了郭の黒七味など購入しながら、合間に修学旅行コースを巡る。ゴールデンウィーク明けなので、空いているかと思えば、なんと本物の修学旅行生で大変込み合っているスポットばかりであった。だいたい、コースがメジャー過ぎるのだ・・・。
 
通りすがりに思わず買った漬物屋さん。

胡麻入りの黒七味で有名な老舗、原了郭の売り場はまるで高級ブティックみたいな雰囲気。

清水寺に行く途中の七味家でも、購入。

ついに、来ました清水寺。青い空、瑞々しい緑したたる森に囲まれて、とても美しい姿。ここが、あの有名な「清水の舞台」なのか。実物はやはり素晴らしい。来て良かったなあ、と感慨に耽りながら神妙に参拝。
 
舞台から下を見る。さらに京都市街を望む。なんてステキな眺望!

銀閣寺もなんともいえない風情がある。花の咲き乱れる美しい庭、銀紗灘と向月台のしんとした雰囲気、ここもまた見るコトができて良かったと心から思った。
 

銀閣寺から「哲学の小道」を通って(ほらベタな観光客してるでしょ(^_^;)南禅寺まで歩き、さすがに足が疲れて痛くなる。年も年だけど、昨日の神戸の坂道がきいてるし。南禅寺に着くやいなや、参拝もそこそこに湯豆腐の店聴松院へ。
庭園に張り出した席で、明るい日差しを浴びて風に吹かれながら頂く豆腐料理は、格別に気分のいいものである。
 
麩三種、しぐれ入りとろろ、胡麻豆腐 ダンナは湯豆腐
 
ワタシは冷たいの          精進天ぷら、ご飯

関西せかせかオトナの修学旅行〜その1神戸編
関西せかせかオトナの修学旅行〜その3京都・奈良・大阪編

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